Master of the Game

Master of the Game

パブリッシャー
Grand Central Publishing
価格: ¥723

Master of the Gameのレビュー

ダイヤモンドと血
『ゲームの達人 <上>』です。
本は厚めですけど、どんどん読めます。超訳、と称している日本語訳が読みやすさ優先というのもあるでしょうし、原文自体も簡易なのでしょう。日頃あまり本を読まないような中高生くらいにちょうど良いレベルでしょうか。
今にして思えば強引な展開などもあったように思いますが、素直に引き込まれていればさほど気にはならずスルーできる感じです。

プロローグは作中に後々登場するブラックウェル一族キャラたちの総出演。伏線、というほどのものではないですが、あまり気にせず読み流して良いかと思います。
本編は、19世紀後半に一人の青年がアフリカにてダイヤモンドで一攫千金を狙うが、という流れ。
ゲームの達人というタイトル通り、人生自体が壮大なゲームであってかけひきや裏切りなど、次から次へと早いストーリー展開で読者を引き込みます。
ところどころにはちょっとえっちっぽいシーンも織り交ぜていて、読者を飽きさせずがっちり掴みます。
その主人公として活躍していた青年が途中で物語からドロップアウトしてしまった時には、かなり戸惑ってテンション落ちてしまいました。が、そこからすぐに次の主人公の活躍に引き込まれて行きました。本作の主人公は特定の一人ではなく、あくまでも「ブラックウェル一族」です。
主人公交代さえ乗り切れば、後は最後まで一気でした。といってもまだ下巻があるのですが、軽いエンターテインメント作品として期待を持てます。

英語教材になっている作品のようですが、物語が面白くて読者として引き込まれるので、英文でも読みやすいようです。英語に自信のある人ならば英語版で読んでもいいかもしれません。評価は★5です。
たまげた!星5つ!
今まで、洋書のレビューを30冊ほど書きましたが、初めての星5つです。さすがに大ベストセラーと言われるだけあって、ストーリ展開の意外性、描画のうまさなど、どれをとってもすばらしくて、心にスゥっとしみ込んでいく名作です。

物語はある財閥一家(ファミリー)の孫子の4代に渡る約100年間の出来事をつづったものですが、初代のジェイミー・マクレガーの話は、大冒険活劇仕立てで、娘の2代目ケイト・ブラックウェルは、世界1、2を争う大財閥を築き上げるまでの夢あるサクセスストーリー、また、ケイトの孫である双子姉妹のイブとアレクサンドリアは、ラブストーリから突如、殺人事件に巻き込まれるミステリーとなって、それぞれのパートで、色々な要素を楽しむ事ができます。

タイトルとなるゲームとは、ビジネスの事ですが、つまりは、人生そのものをたとえているように思えます。ケイトは、そのビジネス(人生)をお金の力で思うように動かそうとするのですが、ナカナカ、すべてが思うように行かず、予想もしない方向へ進んでしまう所が、作者のとても巧妙で小憎らしい演出で、非常に興味をそそられました。

さすがに大ベストセラーだけあって、万人に読めるように非常に簡単な英語です。約500ページですが、あっと言う間に読み終えるかも。
真実味0
なぜこの作品があんなにもブームになっていたのか疑問。
話に一切真実味がなく、矛盾だらけ。
昼のドラマの方がまだ、面白いのでは?

主人公が親子、孫、ひ孫の4代に渡るが、時代背景も大きく変わってしまい、話にもあまりつながりがないので、テーマに統一性もなく、あえてひとつにまとめて「壮大なストーリー」を装う必要はなかったのではないか。
アフリカにダイヤモンドを掘り出し、一攫千金を目指す人々が押し寄せる様、その中で地元の種族の人たちがないがしろにされていくという物語はじめの背景は興味深かったが。

英語学習者には厚いペーパーバックをすらすらと読めるという自信をつけられるという利点はあるが、若年の学習者には読ませたくない内容。(下品すぎる!)
さまざまな矛盾点につこっみを入れながらよみすすめると良いでしょう。
What a page-turner!
英語の勉強のために読んだので、できればレビューも英語で書きたいけど日本語で。

Jamie、Kate、Tony、EveとAlexandraの、親子4代に渡る壮大な物語。
一部に冗長な部分もあるものの、とにかく展開が早い、面白い。

純粋な希望、愛、力へのこだわり、憎しみ、、、
19世紀末から20世紀後半までの歴史の大きなうねりの中、
それぞれに非常に個性的、魅力的な登場人物に、次に起こる展開に目が離せない。
最後にKateが得たものは何だったのか、彼女はMaster of the Gameだったのか。
シドニー・シェルダンのストーリーテラーとしての才能があふれ出た、
非常に質の高いエンターテイメントです。頭は使いませんが。

500ページと長いけど、英語の勉強としても、初めてペーパーバックを読む人にも最適。
辞書がなくてもなんとかなります。おすすめです。
英語学習者は、Holesの次に読んでください
 ペーパーバック(PB)を読み始めるときの格好の入門書です。
「Holes」が読めた人は、PBを読み始める英語の力が付いたと
言えます。Holesの次に読むことをお勧めしているのがこの
Master of the Gameです。ほとんどの人が読破できています。
100年にわたる親子4代の壮大なサクセス・ストーリーです。
約500ページもある厚い本なので、いままで洋書を敬遠していた
英語学習者に、「私にも読めた!」という達成感を提供する
パワーを持っている本です。

 単語が多少分からなくても、ストーリーをたどることができる
良書です。英語学習者は単語にこだわるのですが、いくつか単語を
知らなくても、ストーリーは追えることが経験できて、学習方法に
眼からうろこを落とす作用があります。
 この本ではBE動詞が多用されています。物語なので特にWASが
多く使われています。受身(WAS+動詞ED)も多く使われています。
動詞を2つ含む複文も多いのですが、動詞の一つはBE動詞にしていて
自然に状況がイメージ出来るようになっています。
 前半のアフリカの海岸にダイアモンドを盗みに行くところまで
たどりつければ、この本を読み終えることが出来ます。
万一挫折しても、いったん棚にあげておいて、時期が来たら
読めるようになります。

 冒頭のJamieの物語だけでも内容が濃くて、1冊に出来るような優れた
内容です。ダイヤモンドを掘る話しなので、Louis Sacharの「Holes」を
連想しました。Holesを楽しんだ人は、この本も苦労無しに楽しめます。

 ストーリーは前半が面白いのですが、後半がいまいちです。
後半にたどりついて、読書が進まなくなったら、英語力のせいではなく、
ストーリーがつまらなくなったからです。そこで読書をやめても
かまいません。しかし、マラソンとおなじでゴールしたときの達成感
はかけがえのないものなので、ぜひ読破してくださいね!

(著者は映画のストーリー作家なので、英語の上級者が心の深い描写
や納得性をこの本に求めても無理があると思います。だから評価が
割れるのだと思います。)